怒りという感情
痛ましいニュースが続いていますが、事件の大半は怒りの感情が要因だと思われます。
「人はエネルギーの半分以上を怒りを抑えることに消費している」と、ある本に書いてありました。
近年は「アンガーマネジメント」という言葉も多く使われるようになってきました。
それくらい、喜怒哀楽の「怒」はコントロールしにくいほどの強いエネルギーを持っています。
だからといって不要な感情ではありません。
誤りに対してある程度の怒りを示し、正しさを知ってもらうことはとても大事なことです。
しかし振りかざしてはいけません。
包丁のように、上手に使えば便利な道具でも、使い方次第で凶器になってしまいます。
でもね
怒りは当人だけが悪いわけではないと思うんです。
もちろん、罪を犯すことは絶対に許せないことです。
ただ怒りの感情は、他の感情と違って複雑な性質を持っているので、感情が生まれたきっかけがとても重要になります。
「知る」作業を誰かが関与していれば、何かが変わったかもしれません。
相手を知る。
自分を知ってもらう。
それだけで怒りは少なくなるものです。
だって怒りは、なかったことにはできないから。
いつか別の形で表れてしまうから。
人生はやはり
『笑う門には福来たる』
です(*´ω`*)